iFi audio hip dac 3
iFi audio hip dac 3
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チタニウムシャドウの新色で登場し、機能もアップグレード
iFi audioのバッテリー搭載のポータブルヘッドホンアンプ「hip-dac」シリーズの最新モデルは、タイムレスなエレガンスとモダンな洗練さを兼ね備えた「チタニウムシャドウ」の新色を纏い、単なる見た目だけでなく新機能を搭載してさらに進化を遂げました。
hip-dac 3は、ケーブル管理を簡略化する2つのUSB-Cポート(オーディオ用と充電用)を装備。底面のスイッチで、高感度ヘッドホンやイヤホン、特にIEMに最適化されたiEMatchテクノロジーのオン/オフが可能です。内部には、周波数特性を改善する新しいメタルフィルムコンデンサなどの回路強化を実施。さらに、位相ノイズをより低減するアップデート版GMT回路と新しい水晶発振器を採用し、従来製品以上にピュアなサウンドを提供します。
ポケットサイズの筐体に、ハイエンドな性能を凝縮
スリムで頑丈なアルミ筐体のhip-dac 3は、ポケットやバッグに収まるコンパクトサイズ。スマートフォン、タブレット、PCやMacの劣悪なDACとアンプを置き換えます。USB-Cで接続して好みのヘッドホンをつなぐだけで、リッチでダイナミックなサウンドが楽しめます。
iFi audioはBurr-Brownチップセットを知り尽くしており、最適なパフォーマンスを引き出します。優れたDAC回路には、DACチップだけでなく、デジタルオーディオ入力を処理するXMOSチップも重要な要素です。hip-dac 3は16コアのXMOSマイクロコントローラーを搭載しており、iFi audioの社内チームがそのサウンドクオリティを最適化し、Burr-Brown DACとの完璧なハイレゾパートナーシップを実現するようプログラムしています。
パワーハングリーなヘッドホンも鳴らしきる、完全バランス設計ヘッドホンアンプ
hip-dac 3はこの価格帯では珍しいトゥルーバランス回路構成を採用。信号歪みを最小限に抑え、ヘッドホンのためのよりピュアで没入感のあるサウンドを実現します。回路には、カスタムiFi OV op-amp、Texas Instruments製の低ノイズ電源IC、プレミアムアナログボリュームポットなどの高品質コンポーネントを採用しています。
アンプ部は32Ωのヘッドホン負荷に対して最大400mWを供給可能で、幅広いヘッドホンに対応。さらに、バランス出力からは600Ωに対して6.3Vの出力電圧を発揮し、高インピーダンスのヘッドホンも効率的に駆動します。
PowerMatch/iEMatch機能でヘッドホンとイヤホンに合わせて最適化
hip-dac 3は、PowerMatchと呼ばれるゲイン切り替え機能により使用するヘッドホンに合わせて最適な出力を選択可能です。
底面のスイッチでiFi audio独自のiEMatchテクノロジーを有効にすると、高感度ヘッドホン、特にIEMに最適化された出力になります。ヒスを低減し、ディテールとダイナミックレンジを向上させ、ボリューム調整範囲を改善します。
XBassは、ミッドレンジを濁らせることなく低音をブーストするオプション機能で、イヤホンとオープンバック型ヘッドホンに最適。DSPによる複雑なデジタル信号処理を避け、シンプルにアナログ領域で機能します。
MQAを含む様々なオーディオフォーマットに対応
最大384kHzのPCMとDXDオーディオデータに加え、2.8MHzから12.4MHz(DSD64、128、256)のDSDをサポートしています。また、ハイレズストリーミング技術であるMQAのフルデコーディングにも対応。最終アンフォールドのみを行うMQAレンダラーとは異なり、フルデコーディング(3段階のフルアンフォールド)に対応します。
ボリュームコントロールノブの両側には、入力オーディオのフォーマットとサンプリングレートを色で表示するLEDを搭載しています。
多彩な入出力端子を装備
hip-dac 3のUSB-C入力は最大32bit/384kHzのオーディオフォーマットに対応し、USB3.0と2.0に互換性があります。USBのアシンクロナス伝送対応により、ジッターを極小に抑えたデータ転送を実現。オーディオ信号経路を純粋に保つため、別のUSB-C充電ポートを設けて充電しながらの使用が可能です。
出力は、シングルエンド接続用3.5mmヘッドホン出力端子と、バランス接続用4.4mmバランスヘッドホン出力端子の2系統を装備。3.5mm出力にはiFi audio独自のS-Balanced回路を採用し、シングルエンド接続のクロストークと歪みを最小限に抑えます。
2,200mAhのバッテリーにより、音量とヘッドホンの消費電力に応じて最大12時間の再生が可能。USB-C OTGケーブルとUSB-AtoUSB-Cケーブルが付属しています。
要素技術
True Native ® Playback テクノロジー
ハイレゾオーディオのサポートはTrue Native® Playbackテクノロジーで完璧です。この技術は、PCMは32ビット/768kHz、DSDはDSD512、DXDはシングル/ダブルスピードに対応しています。
バー・ブラウンDACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」デザインにより、PCMとDSDは別々の経路を通るため、PCMと同様にDSDもアナログ変換までネイティブのまま「ビットパーフェクト」を保つことができる。DSDの再生互換性が明記されていても、DACの多くはDSD信号をPCMに変換してから再生することがあり、厳密な意味では「ビットパーフェクト」な再生が担保されていないことがあります。
クアッド・スタックDAC構成との違いは?
Burr-Brown True Native®チップセット
Burr-Brown True Native®チップセットは、ファイルフォーマットが変更されないまま、つまり「ビットパーフェクト」であることを意味します。これは、アーティストが意図したとおりに、録音されたフォーマットで音楽を聴いていることを意味します。iFiでは、自然な「音楽性」とTrue Nativeアーキテクチャのために選択したBurr Brownを製品に幅広く使用しています。このICの経験から、私たちはそれを最大限に活用する方法を知っています。
XMOS 16-Coreチップ
XMOS 16-Coreチップは、USBデジタル入力で受信したオーディオデータを処理します。この新しい低レイテンシーのXMOSマイクロコントローラーは、処理能力が大幅に向上しています。現行世代の8コアチップと比較して、この新しい16コアICは、2倍のクロックスピード(2000MIPS)と4倍のメモリー(512KB)を実現し、最新のSuperSpeed USB規格にも対応しています。iFi audioの社内デジタル開発チームは、音質を最適化し、バーブラウンDACとの完璧なパートナーシップを保証するために、XMOSファームウェアをプログラムしました。
MQA(Master Quality Authenticated)
MQAは、オリジナルのマスター録音のサウンドを提供するために開発された、数々のアワードを受賞してきたイギリスの技術です。マスターMQAファイルは音源制作者によって完全に認証されており、高度な圧縮ロジックを採用するすることでストリーミングやダウンロード配信のインフラでも伝送可能な容量を実現しています。 ZEN One SignatureはMQA技術を採用して、MQAオーディオを受信およびデコードし、マスターレベルのサウンドを提供します。詳細については、mqa.co.ukをご覧ください。
バランス回路
バランス回路は、従来のシングルエンド回路アプローチよりも優れた方法です。バランス回路はノイズとクロストークを低減します。干渉が少ないことは、よりクリアなサウンドを実現することを意味します。通常、高価格帯の製品でこの設計コンセプトが見られますが、iFiは現在、すべての顧客に最高品質のオーディオを提供するために、ラインナップ全体でバランス回路を採用しています。
XBass®
XBassはアナログ回路設計に基づいています。これは、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)ではなく、アナログコンポーネントを使用して低音を強調する方式です。アナログ回路を使用することで、デジタル処理に伴う遅延や音質の劣化を防ぎ、より自然で滑らかな低音再生が可能となります。
iFiの製品には、高性能なカスタム設計のオペアンプ(オペレーショナルアンプ)が使用されています。これにより、低音域の増強が滑らかでクリアに行われ、歪みの少ない高品質な音質が提供されます。また、XBass回路は、シグナルパス(信号経路)におけるノイズや干渉を最小限に抑えるように設計されています。高品質なコンポーネントと最適化された回路設計により、ピュアなオーディオ信号が保たれ、低音強調効果が付加されても全体の音質が劣化しないようになっています。
S-Balanced®回路
iFi audio独自のS-Balanced®回路は、シングルエンドとバランス・ヘッドフォンの両方で最大限のパフォーマンスを発揮します。
1. 基本概念
- S-Balancedは、シングルエンドアンプとバランス配線の利点を兼ね備えた技術です。
- 各チャネルに専用の負のワイヤーを持ち、アンプまでの全経路でチャネル分離を保ちます。
- アンプ自体はシングルエンドですが、ヘッドホンへの接続はバランス配線を使用するので、バランス接続の利点を享受します。
- TRRS 3.5mmや中国の3.5PROバランス配線標準に対応し、TRSコネクタとも互換性があります。
2. メリット
- クロストークと歪みを大幅に減少させます。
- 高感度のIEMにも適しており、追加のノイズや歪みを発生させません。
- TRSコネクタを持つアンバランスヘッドホンを接続しても問題がなく、クロストークが50%減少します。
仕様
対応フォーマット | DSD256/128/64 PCM(384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHz) MQA(フルデコード) |
デジタル入力 | USB-C 3.0(USB2.0互換) |
ヘッドフォン出力 | 4.4mmバランス、3.5mmシングルエンド |
出力パワー | 4.4mmバランス;400mW@32Ω; 6.3V@600Ω 3.5mm S-Balanced:280mW@32Ω; 3.2V@600Ω |
バッテリー | リチウムポリマー 2200mAh、連続動作時間 約8時間 |
電源システム | USB-C経由で充電(BC V1.2 1000mAまで対応) |
消費電力 | <2W(待機時)、4W(最大) |
サイズ | 102mm(奥行き)× 70mm(幅)×14mm(高さ) |
重量 | 135g |
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